音楽

チェコのポップ&ロックミュージック♪〜前編〜

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チェコに旅行計画を立てていた方も、コロナの拡大で海外旅行はしばらくは難しい状況になってしまいましたね。その上いろんなエンタメが自粛され、なんだか楽しみがないな~と思っているそこのアナタへ。

チェコのポップ&ロックミュージックシーンをちょこっとご紹介します。ポップもロックも大好きな(とはいえそんなに深みにいるわけでもない)私の好みでチョイスしました。ほとんど日本では知られていない未知の音楽シーンですが、意外とハマるグループがあるかも?新たな世界を覗いて見ましょう!

1、CHINASKI

CHINASKI

現在5人で活動しているロックバンド。既に20周年を超えている、ベテランです。万人受けするロック、という感じかな。昨年メンバーを入れ替え、新たな風を呼び込みますます進化しながら活動しているヒットメーカーです。

2014年にリリースされた9番目のアルバム『Rockfield』がオススメ!素敵な曲しかない。全体の流れも良い。その中でも一押しの曲をご紹介します。

♪Víno

My máme rádi víno
Milujeme krásné ženy a zpěv
A na věc jdeme přímo
V žilách nám proudí moravská krev

俺たちはワインが好きさ
綺麗な女性と音楽もね
まっすぐに進むさ
俺たちにはモラヴィアの血が流れてる

-Víno/Chinaski

「俺たちはワインが好きなんだよ~」ということを爽やかに、チェコ要素も盛りこんで歌い上げた傑作。PVを見ると、チェコのモラヴィアに行ってワインを飲みたくなること間違いなし。
チェコといえばビールのイメージが強いですが、モラヴィア地方はワインの大生産地。広大なブドウ畑で質のよいワインが作られています。白が有名です。ですがチェコ国内で消費してしまうのであまり外では知られていないようです。
秋に旅行にこられた際には、モラヴィアのワイナリーをぜひ訪れてください。Mikulov(ミクロフ)という街は特に有名です。発酵途中のワイン、ブルチャークも美味しいですよ。

ちなみに、別のアーティストがこの曲をもとにして「PÍVO」(ビール)というパロディを作りました。笑 さすが、ビール大好きビール大国。基本を忘れない。

 

♪Slovenský klín

チェコ語のCHINASKIとスロバキア語のBára Hosnedlováがチェコとスロバキアの絆を歌った楽曲です。
同じようなテーマの歌はちょこちょこ見かけます。それだけ、彼らにとって「チェコスロバキア」というものは今でも特別な思いを抱くものなんだなと感じます。
1993年1月1日の「チェコスロバキア解体」までかつてひとつだった二つの国・・・いや、それ以前のずっと昔から、非常に近い双子のような存在であったふたつの民族、地域。現在でもアラサー以上は皆、チェコスロバキア時代に生まれているわけですから、ほとんどの成人にとってチェコスロバキアは歴史上のものではなくて、自分の一部として認識されているはずです。
自分の国が、分裂するってどんな気持ちになるんでしょうね・・・。想像できません。できませんが、こうして音楽や文学などからその感情の片鱗に触れられるのかな、と思います。

ま、そんな込み入った話はおいといても、音楽で国と国をつなぐって素敵。

Sme obaja takmer to isté
Tak si přečti co máš v rodným listě
Sme obaja, ty i ja
Made in Czechoslovakia

私たちはほとんど同じね
出生証になんてあるか見てみなよ
私たちどちらも、そうあなたも私も
チェコスロバキア生まれなんだよ

-Slovenský klín/Chinaski

チェコ語とスロバキア語で歌われているこのサビがいいですね。いつまでも歌い継がれてほしい曲です。

♪Každé ráno

去っていった彼女への後悔を歌ったバラードです。ドラマチックで素敵。今でもラジオでもよく耳にする、大ヒット曲です。というか、CHINASKIの曲は本当によく流れています。

他のアルバムからも一曲。

♪Duše z gumy

PVが可愛いですよ~。ストップモーションのアニメ・・・!チェコアニメ好きさんの心に刺さるんじゃないでしょうか。

2、Xindl X

♪V blbým věku

アニメーションPV好が、いい味出してます。どんな人生の場面でも満ち足りない気分、いつもまだ先に期待してしまう、という歌詞。その裏には、「今を楽しもうぜ」っていう真のメッセージが感じられますね。

Včera mi bylo málo, dneska je mi moc.
昨日は足りなくて、今日は多すぎる。

・・・

Stále věřím, že ze mě ještě něco bude,
No jo, ale co když už bylo?

なんかあるだろうなって、ずっと信じてる。
そうだろ、でももしそれがもう過ぎてたら?

V blbým věku/ Xindl X

♪Cudzinka v tvojej zemi

コラボ楽曲。男性の声がチェコ語(Xindl X)で、女性の声がスロバキア人Mirka Miškechováです。テーマがチェコとスロバキアの断絶。チェコ人とスロバキア人の交際にも例えて。前述したCHINASKIのSlovanský klínとは違い、悲しい方の感情を歌ってますね。
私なんかは、チェコ語の初心者みたいなものですが、それでもこうやって聞くとやっぱりスロバキア語でもなんとなく意味がわかるものなのが面白いです。それだけ似ているということですね。

♪Roušky

チェコが封鎖され、外出禁止になってから作詞作曲され、すぐにyoutubeで配信された曲です。タイトルは、「マスク」。
こういった困難な状況だ、ということにすぐに反応できるアーティスト。アンテナがいいですね。しかも政府を批判した内容です。風刺やユーモアで不安と閉鎖的な気分を笑い飛ばす・・・長い、支配され大国に翻弄されてきた歴史の上で培われた、彼らなりの処世術のように思われます。
Xindl Xは、市民の漠然とした色々な思いを歌に乗せて発信できる、まさに表現者だと思います。


 
さて、この辺りで一旦区切らせていただきます。お好みにマッチするアーティストは発見できましたか?
楽しい音楽を聴いて、困難なこの局面を乗り越えましょう!

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